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FOXSI-4ロケットミッション打ち上げ成功!

太陽は恒星の物理現象を詳細に観測しうる唯一の天体です。FOXSI(Focusing Optics X-ray Solar Imager)は、恒星表面での粒子加速やコロナ加速など未解決問題の解明を目的とする、観測ロケットを用いた日米協力太陽観測ミッションです。2024年4月18日、FOXSIシリーズの第4世代となるFOXSI-4が、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)が共同開発した硬X線検出器と、アメリカ航空宇宙局(NASA)と名古屋大学が開発した硬X線望遠鏡を搭載し、アラスカから大気圏外へと打ち上げられ、世界で初めて太陽フレアの集光撮像分光観測に成功しました。目下、精力的なデータ解析が進められています。硬X線検出器の開発には、iMAGINE-X社が技術協力しています。

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